ROMエミュレータ
RP2354を使用したROMエミュレータ
本プロジェクトでは、Raspberry Pi製マイコン RP2354 を使用したROMエミュレータを作成しました。ROMエミュレータとは、実際のROM ICの代わりに外部回路へ接続し、CPUなどから入力されるアドレス信号に応じて、あらかじめ用意したデータをデータバスへ出力する装置です。
従来、組み込み機器やレトロコンピュータなどでROM上のプログラムを変更する場合、ROMライタによる書き込みやICの差し替えが必要になることがあります。この方法では、プログラムの修正や動作確認を繰り返すたびに手間がかかり、開発や検証の効率が低下してしまいます。今回作成したROMエミュレータでは、RP2354をROM ICの代替として動作させることで、ROM内容の変更やテストをより手軽に行える環境を実現しました。
ROMイメージを変更することで、同じハードウェア上で複数のプログラムやデータを切り替えて試すことができます。物理的なROM ICを何度も書き換えたり交換したりする必要がないため、試作段階のプログラム開発や、既存機器の動作解析、レトロコンピュータ向けソフトウェアの実験などに活用できます。
Z80互換CPUが搭載されたAKI80での動作を確認しました。